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スリランカへ行くとき、私は本を持っていかなかった。出発直前に文庫と雑誌を各2冊空港内で買っただけ。やがて活字に飢えるのだが、それでも何とか過ごしてきた。 ササカワ(日本人会事務局や日本語学校がある)で「ご自由におとりください。」と書かれた段ボールの中から限度の5冊もらってきたり、オフィスにある柔らかめの内容の本を借りたり、スリランカ航空に勤める人から日本の新聞をもらったりと最初の頃はそれほど活字に恵まれていなかった。かなり長いことインターネットから面白そうなものをプリントアウトし、それを読んで凌いでいた時期が続いたが、1年ちょっと前だったか、長く駐在していた人が帰任することになり、山のようなVCD・DVD・ビデオを私個人に寄贈してくれた。それからは多少古いが日本のドラマばかり見て過ごす日が続き、少し経つと、その人が置いていった本もいただくことになった。これほど嬉しいものはなかった。貪るように本を読んだのは学生時代以来のこと。その本が尽きる頃、今度はブログを通して知り合ったスリランカ在住の方と本の貸し借りをしたり、スリランカにお越しになった方のご好意で本をいただいたりと活字に囲まれた生活が始まった。が、間の悪いことにそんなときに帰国。だが、未読の本とプレゼントとしていただいた本だけはしっかりとスーツケースに詰めて持って帰ってきた。 その中の一冊が「あおぞら」だった。そして、先日母の友人から借りて読んだ「東京タワー」もその中にあったことに昨夜気がついた。帰国前、本を読む時間がなく、いただいた本は在住フレンドに最初に読んでもらうために渡してあり、書店のカバーがしてあった本のタイトルを見ていなかったのだ。帰任者に処分される類の本と違って、旬の本をいただいていた。日本を離れて生活している人にとって現地で手に入らないものは本当にありがたいものだ。今更だが、サンキュー(堀内孝雄で)と言いたい。
by onetwosrilanka
| 2006-06-24 18:44
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