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キャプテンNから日曜日のランチにご招待いただいた。 ご飯を食べる前に軽く飲みながら近況報告をしあう。 しばらくすると車椅子の青年が近づいてきた。私たちに向かって一方的に喋りだしたのだが、言っていることがわかりづらい。「Sir、あなたは○○Sirに似ていますね。」といい終えないうちに、「今から紅茶を飲むけれど、みなさんはいかがですか?」と始まる。注意力散漫で喋り方も態度もまるで子供のそれだった。彼は、従軍中怪我を負うまではOFFICERというポストについていて、キャプテンNのジュニアだったそうだ。青年は繰り返し繰り返し「僕はガッツをなくさない。」と言った。そのガッツで彼が失ったものを再び取り戻す日が来ることを切に願う。 私はキャプテンNがいる施設(RANAVILU SEVENA=WAR HERO‘S SHELTER、軍人のリハビリ施設)にまだ数回しか訪れたことがなく、行くときはまっすぐキャプテンのいる部屋に向かうため、施設内を見て周る機会がなかった。 今回は、一緒にランチに招待された友人の知り合い(NAVY=海軍)が施設に入ったということで、施設内を初めて案内された。始めに個室の棟を見、次に体育館を見学。ここではバトミントンに興じる軍人たちがたくさんいた。他に車椅子のレースに備えて筋トレに励んでいる人もいた。ここまでは体の一部の自由を失った人たちばかりに会ったが、大部屋を訪れるといきなり目に映る光景は変わった。大部屋にいる人たちの多くは精神的肉体的に障害を負った人たちだった。 ブログを始めてから、カメラを持ち歩くようになり、この日もあるかわからないシャッターチャンスを期待し、携帯していた。一緒に行った友人の一人が写真を撮らないのかと聞いてきた。そんな失礼にあたることはできないと答えると、彼は是非、ここの様子を私のブログに載せてほしいと言った。私のブログを訪れた人が戦争について何かを感じるきっかけになれば、また同情を売るような真似をするわけではないが、何か援助につながればと言うのだった。真実を映し出すことばかりが正義ではないことはわかっている。ただ、私が目で見たことをブログを通して誰かに見てもらう機会となるだけでも意味があるかもしれないと思い、承諾した。が、写真を撮ることで彼らを傷つけるのではないかと恐れた私はファインダーをのぞくことができず、写真の撮影は彼にまかせた。 ![]() ![]() ![]() ![]() 施設にいる間、私は自分でいうのも何だが気丈だった。が、施設を出た途端、何がきっかけかわからないが、涙が溢れて止まらなかった。戦争を知らない私にはこれまで戦争のことを語られても正直ピンとこなかった。でも、実際に自分の目でフィジカルまたはメンタルな自由を失った人を見ると、恐ろしさを感じずにはいられない。平和であることがいかに幸せなことか改めて知らされる。そして、いかに戦争がおろかなことかも。多くのものを失う戦争に何の意味があるのだろうか。 今ある自由に感謝しなきゃ、そう思った。 もし、何らかの形で支援をしたいという方がいらっしゃいましたら、ご一報ください。 橋渡し役しかできませんが・・・・・。 ■
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by onetwosrilanka
| 2005-10-25 17:34
| 日常
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